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グループインタビュー
コンセプトや消費財についての調査対象者の嗜好や評価を行うために、モデレーター(司会)の進行に沿って
複数目\委の調査対象者がグループ形式のインタビューを行う手法であり「座談会」と称される手法です。
知りたいテーマについて座談会形式でインタビューを行うため、意見が出やすく単独で行うインタビューよりも
効率よく多くのご意見を収集できます。
また対象者同士がディスカッションによって触発されるため、より幅広い関連情報の取得も期待できます。
更に、参加者の発言の様子や評価にとどまらず、意見交換による感情の流れや雰囲気などの生の情報を
得ることができるため、言葉で発せられるもの以上に多くの情報を得ることも可能です。
モデレーターの技量や経験に大きく左右される専門性の高い調査です。



POINT 01
グループインタビューは、商品やサービスが市場に出た時に実際にその商品に触れるであろうと想定できる
ターゲットの声を直接聞くことができるため、開発中に新商品や既存の商品など様々な組み合わせで評価
が可能な手法です。
新商品そのものからコンセプトまで、あらゆる段階で消費者の反応や評価、その理由などの把握が可能です。
POINT 02
調査課題に合わせて、インタビュー前後も含めて調査を設計することにより、精度の高いインサイトを発掘することが可能になります
例えばグループインタビューの前に、調査対象者に事前のアンケートやオンラインコミュニティへの参加を依頼することにより、参加者の生活空間や嗜好がより具体的に特性を理解できます。
グループインタビューの前後に、疑似購買やホームユースなど他手法の調査を結びつけることにより、より一層深みを持った調査へ進化させることも可能です。
デプスインタビュー
熟練した面接者が、調査対象者と1対1での面接方式で、より深く生活や意識に踏みこめるインタビューです。
「デプス」は「深さ」を表している通り、対象者からより「深い」回答を得ることが可能であり、それを目的とした調査手法です。
調査対象者に対する深い理解(インサイト)を得るためには、調査対象者の潜在意識・深層心理に迫る、高いインタビュースキルと様々なノウハウが必要とされます。
1対1で調査対象者に「深く」質問を行う事により、通常であれば調査対象者があまり意識することが無い深層心理や、話すことがためらわれるようなデリケートな内容も聞き出すことが可能になります。


POINT 01
消費者が商品・サービスを選択購入する理由は、設問や選択肢になるような言葉だけで表現できるとは限りません。
個人個人が無意識下で自身の感性や価値観で判断して、評価・選択しています。
この「無意識」下での感性や価値観は、設問化・選択肢化することは困難であるため、定量調査などで把握することはできません。
また「無意識」であるため消費者からの発信も困難である場合が多いです。
デプスインタビューでは、この意識していない部分を掘り下げることにより、定量調査では表せない行動原理を明らかにするため「無意識」に評価している内容を整理することも可能です。
POINT 02
デプスインタビューでは。個人の生活や意識に深く踏み込んで聴取するため、事前にある程度「調査対象者の特性」を把握することで、より「深く」インタビューを行えます。
対象者像をより深く理解するためには、対象テーマに沿った対象者自身の「ヒストリー表」などを作成することで、より深く対象者の特性を理解できます。
グループインタビューのように、インタビュールームなどの施設を用意する必要はありませんが、対象者が落ち着いて話せる環境と雰囲気作りは重要です。
グループインタビューの前後に、疑似購買やホームユースなど他手法の調査を結びつけることにより、より一層深みを持った調査へ進化させることも可能です。